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北大での診察

タイトルには、北大での診察と書きましたが、連れていった初日は先生とお話しして、まめを診察室でそのままお願いして(引き渡して)おしまいでした。
私たちが着く予定時間があいまいだったので、予約は少し遅めになっていたようで待合室でかなり待ちました。名前を呼ばれて、診察室に行くと先生が2人いました。片方は電話でお話しした専門の先生、もうひとりは若めの先生というかんじでした。専門の先生は事前に電話でお話ししたためか、細かい治療の説明はなく、2点だけ了承してもらいたいことがあるとのことで、次のことを説明されました。
ひとつは、放射線治療が何らかの理由で予定の回数の途中で中止になったとしても、放射線治療の治療費は全額負担しなければならないこと。やはり大学なので、研究の意味もあり、もともとギリギリの価格で設定しているそうです。
もうひとつは放射線治療が終わったら、定期的にMRIのフォローアップを受ける必要があること。まめのためもありますが、ここもやはり研究の意味もあるようです。わが家のように遠隔地の場合は紹介元の病院で定期的に検査を受けて、その結果をフィードバックすればよいそう。ただ、北大で受けると治療後のMRIはかなり低価格なんだそうです。
放射線治療の実績でいうと、平均8カ月くらい効果が見られるそう。効果が見られるというのは、そのくらいたつと発作が起きたり、また腫瘍が悪さをし始める。そんなふうにおっしゃっていました。でも、あくまで平均だから、それより長い子も短い子もいると。まぁ、当たり前ですよね。そして、8カ月というのも少し前のデータなので、今は機器もよくなり、精度高く、強めの放射線を当てることができることもあり、今は1年くらいかなーとおっしゃっていました。そして、精度高くなっていることから、また悪さをし始めたときには再度放射線を当てるということもできなくはないそうです。現実的にやるかどうかは別としてですが、選択肢があるということは単純にうれしく思いました。そんな話をきいて、おしまい。これからCT検査などをして、問題がなければ、明日から治療に入りますと。
あと、面会については病院がやっていない日でも可能とのことでした。入院中の子の様子を見るために先生は来ているので、インターホンを押せば会うことはできるそうです。なので、面会に来る日は事前に電話連絡をしてから伺う約束をしました。そのまままめと持参した薬とご飯を預けて、私だけ診察室を出ました。
この日は支払いはなし。そのまま空港に向かいました。予約していた飛行機の便を早めの便に変更して、からっぽのカートを空港から自宅に宅急便で送ってもらい、自宅に帰りました。
もうかなり前のことですが、この頃のことは日常とはかけ離れすぎていて、そのときの状況とか気持ちとかはよくおぼえています。本当に必死だったなーと思います。
こうして、まめの放射線治療が始まりました。

by mamekan05 | 2017-01-13 17:00 | 病気について(ふりかえり記事)